電通本社ビル売却、ヒューリックが優先交渉権(違和感)、同社銀座所有物件視察

先日、汐留の電通本社ビルを売却、優先交渉権をヒューリックが取得というニュースに違和感を感じました。ヒューリックと言えば、富士銀行のビル管理をする日本橋興業という地味な会社として発足(1957年)、富士銀行の支店ビルを買い取り成長、その後ヒューリックと商号変更(2007年)、千秋商事(2010年)、昭栄(2012年)を買収し急成長、東京都心では存在感のある不動産会社となりました。

この会社の特徴は①不動産の分譲を行わない ②中型ビル中心で(超)大型ビルはやらない ③ 駅から5分以内の都心型物件 です。その結果、少数精鋭(181名)、高給会社(1761万円)となりました。

電通ビルは、敷地面積17239㎡、延床面積23万㎡ 48階建の超大型ビルで想定価格は約3000億円で、大型過ぎて従来のヒューリックの概念を覆します。私は①住友不動産 ②外資系ファンド ③REITを絡ませた取引を想定していました。まだヒューリックが優先交渉権を得たことは報道ベースで実現するかは不明ですが、リートを絡めることや、友好企業(芙蓉総合リース)と提携するのでしょうか。

さて、今回 STAYHOMEで運動不足になっているので、運動を兼ねて同社が力を入れている銀座地区の物件を視察しました。銀座地区では従来 松屋(8000㎡)が最大で、三越伊勢丹、旧松坂屋、SEIKO(服部家個人所有、三光企業を含む)が大地主と言われていましたが、今やヒューリックが最大の地主で26物件で土地面積約16000㎡と松屋の2倍になっています。(筆者調べですので正確さは保証できません。建設中を含み、隣接する千代田区有楽町のHulic SquareやREIT所有のヒューリック銀座7丁目ビル(リクルート銀座ビル)等は除きます。)

全物件ご紹介したいのですが、あまりにも多いので次回以降ご紹介したいと思います。が1件だけご紹介します。

2020年に孫正義氏から芙蓉総合リースと共に購入した銀座2丁目の中央通りに面した「ティファニー銀座本店ビル」です。同ビルの所有権は 「ティファニー」→「ゴールドマンサックス」→「香港系不動産ファンド」→「孫正義氏」→今回 と目まぐるしく移動しています。

なお、ヒューリック自身はこの取引を公表していません。ヒューリックは不動産売買の公表に積極的なのですが(不動産会社だから当然ですが)

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